LaLaTV『男子禁制』メイキングレポート LaLa TV

都内某所、初夏の陽気で汗をふきふきスタジオ入りしたヒロ子。
──と、スタジオでいきなり異様な光景を目にしました。

監督やカメラマン、照明さん、アシスタントディレクターなどなど、ガタイのいい男子たちがみんな瞳をうるうるさせているんです。

スタジオも男子禁制! 男子は女装で収録準備

キラキラのアイシャドウに、スッとアイラインをひいて、まつ毛はボリューム&カールアップ。ついでに、くちびるうるうる、ほんのりチーク。

えっ、この業界の人って、みんなアッチ系の人?
と思いましたが、そうそう、この番組は“男子禁制”。
番組を企画した女性プロデューサーの指令で、男子には女装していただき
番組の“男子禁制”ルールを守っていただいていたのです。


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さて収録スタジオは、重厚感のある皮張りのソファー、赤いクロスをかけたテーブルの上にはオードブルに赤ワイン、キャンドルがゆらめき、ちょっとエロさも醸し出しています。 そこに、メーン出演者で人生経験豊富な詩人の伊藤比呂美さん、料理研究家の枝元なほみさんがスタジオ入り。

伊藤さんと枝元さんは、30年来の友人ということでリラックスモードたっぷり。
ちなみに、テーブルの上のオードブルは枝元さんの手作り。

杉本 彩

その数分後、胸元の開いたドレスにピンヒールをはいたゲストの杉本彩さんがスタジオ入り。
杉本さんといえば、肉食女子でイメージされるタレントのNo.1。その通り、とっても妖艶で、美しさもエロさも抜群です。

さて、杉本さんは伊藤さん&枝元さんとは初対面とか。けれど、しょっぱなから3人とも和気あいあい。


「杉本さんのこと、なんて呼べばいい?」

「このお料理、どうやって作るの?」

「っていうか、ここの男性たち、みんな目がキラキラしてるじゃん。なんで?」


仲良し会話が繰り広げられるなか、監督と進行についての打ち合わせをしたり、ライティングを調節したり、準備にバタバタ。
そんな準備が終わり、3人の息が合ってきたことろで収録スタートです。

オンナ同士だから話せるエロトークも満載です

今日の収録は「恋愛のカタチ」がテーマ。

人にはいえないさまざまな視聴者からのお悩み、つまり結婚や離婚、育児、不倫、SEXなどの相談に3人がエロトークも交えながら一刀両断に応えていくという内容です。3人の今までの男性経験も踏まえながらの回答だけに、話は盛り上がります。


監督の「そろそろ結論を……」っていうカンペが出たって、なかなか話は終わりません。
このへん、やっぱり女子っぽい。



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そして収録の合間の休憩中だって、3人の話はつきません。
今までの恋愛経験を話してたり、ワイングラスについた口紅のふき方を杉本さんが伝授してたり……。

オトコがいないから、オンナだけだから、そしてオンナだからできる話っていっぱいあるんですよね。それは、伊藤さん、枝元さん、杉本さんも一緒みたいです。


そんなこんなで、3人の男子禁制トークは花開き、収録を見ている女子も男子も3人の意見にうんうんとうなずいたり、大笑いしたりと、かなり楽しい時間が過ぎていきました。

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スタジオ入りしてから約3時間後、

「撮影終了で〜す! おつかれさまでした」
という監督の声のもと、スタジオの緊張がゆるみ始めます。

帰り際の杉本さん、伊藤さんと枝元さんにおみやげを渡していました。
そのへん、女性としてのマナーというかエチケットというか、モテる女像を垣間見ました。

男子たち、ちょっとはオンナの気持ち、分かった?

さて、私ヒロ子、これですべてのお仕事が終わりかと気を抜きかけたとき、なんと二人のアゲ嬢が登場! 実は、これまた女装した男子でした。
番組のCM撮影用に出演していただくそうです。


アゲ嬢に変身したキュートな20歳代の男子2人。人生初の女装、まんざらでもないご様子です。
その後のスチール撮影のときだって、かわゆいポーズ、さまになってましたし。

女性カメラマンがレンズをのぞきながら「かわいい〜」を連発するほど、ホントにキュートでした。

 

その男子二人に、撮影後にちょっと質問してみました。

「女装を経験して、今度生まれ変わったら、オトコとオンナ、どっちがいいですか?」


二人のうち一人は「ちょっと楽しかったから女でもいいかも」。

オンナの気持ちをちょっと理解してもらえたのかな。

 

ある意味、“男子禁制”を徹底した『男子禁制』の番組収録。
これだけやってれば、番組中で女性のホントの本音の本音が聞けそうです。

女性はもちろん、今流行りの草食系男子も肉食系男子も要チェックの番組です。

 

みなさん、おつかれさまでした〜!


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構成:岸野 英子(JIMCOK DESIGN)
テキスト: 財部 寛子
写真:田中 由起子

男子禁制


伊藤比呂美(詩人)

1955年東京生まれ。1980年『伊藤比呂美詩集』(思潮社)でデビュー。
85年エッセイ集『良いおっぱい悪いおっぱい』(現在、集英社文庫)発表。
99年小説『ラニーニャ』(新潮社)で第21回野間文芸新人賞受賞。
2006年『河原荒草』(思潮社)で第36回高見順賞受賞。
07年『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』(講談社)で第15回萩原朔太郎賞受賞。
その他、女の本音を綴った著書多数。
西日本新聞で悩み相談の連載を10年以上続け、 それらの体験をまとめた「女の絶望」を2008年に出版し、 様々な書評で話題となった。現在カリフォルニア在住。