




さる2月17日(日)、LaLa TVでの「デスパレートな妻たち」第1シーズンの3月からの放送スタートを記念して、「デスパレートな妻たち」第1話の試写会と、同番組のファンであるRIKACOさんと山田美保子さんを迎えてのトークショーが開催され、楽しいトークが繰り広げられました。

MC(澤 美代子さん): 「デスパレートな妻たち」を最初にご覧になったときどういう印象でしたか?
RIKACO: 最初はどんなドラマだろうって見始めたんですが、1、2、3話目ぐらいからどんどん引き込まれていく要素がたくさんあって、とにかく脚本がすばらしいですね。
山田: ご近所で主婦の方たちが出てくるっていうのは、私の世代だと「金妻」みたいなドラマなのかな。あとちょっと「家政婦は見た」も入っているのかなってそんな感じですね。オープニングのちょっとしたエピソード、メインの方以外の方が出てくるエピソードもそうだし、タイトルのCGとかもそうだし、なんか本当に人生のカラクリをいろいろ見せてもらってるなあっていう感じです。しかも、ただのロマンス以外にもサスペンスっていう柱もあるので、そこにすごい引きずりこまれました。
MC: この番組は、メアリー・アリス・ヤングの自殺からストーリーがはじまって、彼女の自殺した理由を友達の主婦たちがみんなで探っていくところからはじまるんですけども、メアリー・アリス・ヤングが、すでに死んでいるにもかかわらず、それぞれのエピソードのはじめにナレーションでしゃべっていきますよね。やっぱり放送作家としての山田さんでしたら、そういった演出とかもやっぱり気になるところですか?
山田: バラエティ専門作家なのであんまりえらそうなことは言えないんですが、よく日本のドラマでも主人公がモノローグで自分の気持ちを語っていくっていう手法はありますが、「デス妻」の場合は、もう亡くなられた方が生きてるかのようにナレーションをされるということで、そこは本当に聞き逃せないことばっかりですよね。この番組のDVDを持ってるんですけど、早送りができないの!全部つながっているから、もう1シーンも見逃せない。どこにサスペンスのヒントが転がっているかわからないので、見てると本当に疲れますね(笑)。
MC: 結構、精神力も使いますよねえ(笑)。で、このメアリー・アリス・ヤング、一人の女性として、RIKACOさんはどんな風にご覧になります?
RIKACO: 彼女はどうですかねえ、あんまり彼女自身の性格とか、すごく深く掘り下げてなくて、まだ一番わからない人物像だと思うんですよ。ちょっと奥の深いところでまだわからない部分がまだ探り中というところですかね。
山田: そう、まだわからないっていうのが正直なとこですよね。
MC: 一番気になりますよね。彼女の過去と、どうして亡くなったのか。
山田: そう、旦那さんも息子さんも含めてすごいあの一家は気になって、頼むから隣の家であってほしくないっていう家ですね(笑)。
MC: そのメアリー・アリス・ヤングがどうして亡くなったのかを調べていたのが、スーザン・メイヤーですね。一番ハチャメチャで、若い娘さんもいて、おっちょこちょいで、ちょっと運がないようなところもありつつ、キュートっていうイメージがありますが。
山田: スーザンは離婚をされてるじゃないですか。私もバツはあるんですけど(笑)、彼女のは離婚の傷があまりにも深すぎて、それによって、やることなすこと、その後の恋愛がハチャメチャになっているような気がして、なんで彼女はここまで前のご主人とか、その略奪していった女性とかへの執着心が、こんなにすごいのねっていうのがね、まるで自分を見ているようで(笑)、ちょっといやでした(笑)。なんかとてもつらいものが私はスーザンにはあります。
RIKACO: スーザンはこの中で一番好きなキャラクターなんだけども、抜擢だなって思うのは、生活感にちょっと疲れてるような、人生にちょっと疲れてるような目の下のくまとか、すごいリアルなんですよね。この役のために作ってるのか、それともキャスティングのとき、そういうのもふまえてキャスティングしたのかとか、そういうところに私はすごく深さを感じるんですよね。
MC: 配管工のマイクがウィステリア通りに住んでいるわけですけど、そのマイクの謎をちょっと見つけて、スーザンが「あやしい」って思って探ったりとかする冒険精神が豊かなところもスーザンの魅力かなって思うんですけど。
山田: すごいよね。留守宅に忍び込んじゃってとか。
RIKACO: だけど探りすぎもよくないですよね。それで不幸を見るということもあるから。そこがドラマの面白さなんだろうけど・・。
山田: 床が抜けちゃったのはみなさんご覧になりましたかね。あれ、すごいですよね。
MC: あとは一人娘のジュリーがまるでスーザンのお母さんみたいな。
山田: あの子はなんであんなにできた娘なんでしょうね。あんな恋愛相談なんかできる仲っていうのはすごくいいですし、娘のほうが正しいこといいますよね。
MC: そうですね。的を射てるといいますかね。ブリーはどうですか?
RIKACO: ものすごい几帳面で、もうちょっと肩の力を抜けばいいのになとも思うんですけど、逆にこの几帳面さがすばらしいと思う一面もあったりしたりします。彼女もすごく、これもまた抜擢ですよね。顔がきりっとしていて、おでこの辺のシワがまったくないところとか、気丈なとこが出てますよねえ(笑)。やっぱり役にどんどん入っていくんだなって思います。
山田: 男は料理でつかでおくと絶対に別れなくてすむってよくいうじゃないですか。でもあんまり高級なものをつくりすぎると向こうも逃げていくんだなっていう、日本でいう肉じゃが信仰みたいなのはアメリカでもあるのかしらって思いました。
MC: そりゃ毎日あんなに遠く離れたテーブルでフルコースみたいなの疲れますもんね(笑)。また対照的なのがリネット。もう4人の子供に振り回されているんですけど。
山田: 私リネットが一番好きなの。
RIKACO: リネットも好きですよ。最初はキャリアウーマンだっていうことがわからなかったんですよね。それで途中からバリバリのキャリアウーマンだったというのがわかりはじめて、あ、だからそういう子育てで結構苦労するのかなって。仕事をバリバリやってきた女性が、家の中にふっと入れられたときに、はじめて子供や家庭と向き合う経験をして結構悩むこともあるのかなって思いました。これまた面白いなって思います。
山田: キャリアウーマンの人ってなんかどのシーンでも完璧にこなそうするんじゃないかと思うんですが、リネットの場合はそれがすごくわかりますね。幼稚園でママたちとちょっとした言い合いになっちゃったりとかするんですが、いろんな作戦ですり抜けたりするのはさすがキャリアウーマンって感じはしますね。
RIKACO: その作戦は見習いたいとこなんですよね。そうやってちょっと作戦を立ててひねればなんか面白く乗り越えられることもあるんじゃないかなって思ったりしますね。
山田: でもすごく完璧にやりすぎて、あるエピソードでリネットが、なんか夢の中なんですかね、自殺をしそうなシーンがあって、でもはっと我に返る。で、そのあとスーザンとガブリエルが「つらいのはあなただけじゃないのよ」って女友達として言うんだけど、「なんでそれを早く言ってくれなかったの」って言うんですね。リネット。それもすっごいわかる!女ともだちって、もちろん仲いいんだけど、どっかで相手の不幸を笑っているようなところもあると思うんですよ。あそこのシーンは、ああ女ともだちってこうだよなって思うところでしたね。
MC: 他人の不幸というかたいへんな部分ってちょっと「ざまあみろ」とまでは言わなくても、他の家にもそういうたいへんな部分があるんだっていうのを知ったときに、やっぱりやさしい言葉も出る反面、あ、うちのほうがもっとたいへんだわと思ったりとか、比べちゃうところもあるかなあっと思ったんですけど・・。
山田: ワイドショートか見てるとそういうとこありますよね。「あーこんなたいへんなんだ。でもうちももっとたいへん」みたいな(笑)。だから、デスパレートな妻たちはワイドショーを見てるみたいな感じのドラマでもあるんですよね。
MC: そんなワイドショー目線で見ても、私はガブリエルがやっぱりこう一番リスキーな主婦の生活を送っている気がするんですけどどうですか?
山田: かわいいよね。でも玉の輿にのったつもりが、まさか旦那がこんなことになるとはね。途中でなんかセッチーだかサッチーだかみたいな姑が出てきちゃうじゃないですか。あれにもびっくりしますし、あとなんか庭士との不倫もなんか楽しそうだし、・・
RIKACO: だけど悪くなりきれない性格のよさがあるから憎めない。これで性格が悪かったらすごいなんかムカつく女、とか思うんだけど、どっかでかわいいところがあるから許せちゃう。なんか人のよさが出てるっていうところが。
山田: ファッションもすっごいかわいい!みんなかわいいんだけどガブリエルは本当にかわいい。
MC: あと一人。イーディはどうでしょうか。
RIKACO: イーディもまだ描ききれてない部分がありますよね。
山田: そうシーズン2になるとイーディも仲間に入るんですよ。もっと。でも1ではまだちょっと離れた、疎外感が感じられますよね。
MC: 実はこのイーディっていうのは、最初ブリー役のオーディションを受けたそうです。で、ブリー役のオーディションを受けてて、監督にイーディの役をちょっとやってみないかって言われて、で、一度部屋を出て前のシャツのボタンを2つ外して、イーディのせりふをセクシーに読んだら、「君に決まりだ」って言われたそうですよ。
RIKACO: もしイーディの女優さんがブリーだったら、旦那は逃げなかったかもしれないですね(笑)。
MC: 違った展開になりますよね。
RIKACO: でもみなさんスタイルがいいですよね。このドラマに出てる人は。
山田: そう。とくにイーディはボンキュッポンですよね。
RIKACO: リネットが踊りまくるシーンとかあるじゃないですか。結構セクシーで、あ、なんか結構スタイルいいなっと思って本当に感心しました。
MC: 実は、こんなにきれいな主婦たちにもいろんな悩みがあるっていう、ストーリーの生まれたきっかけがありまして、原案と総指揮を担当した脚本家のマーク・チェリーが、2001年にアメリカの郊外に住んでいる主婦が子供5人を殺害したっていう事件があって、その裁判をマークがテレビで見ていると、いっしょに見ていたマークのお母さんが「私も同じような気持ちだったからよくわかるわ」とつぶやいたんですね。そのお母さんが言うには、「望みどおりの人生を手に入れたはずなのに、デスパレートだった」と、「お父さんが仕事が忙しくて帰ってこなくて、子供と一緒に孤独を抱えていた」と。そういった気持ちを女性の視点でつくるとすればこういうドラマになるのではないかということから実はこのドラマは生まれたそうなんですよね。
RIKACO: 本当すばらしいですよ、この脚本は。日本で日本の役者さんでやってほしいと思ってるぐらい。
山田: そしたら、RIKACOさんにもやってほしいわ。
RIKACO: やりたい!
MC: どの役がいいですか。
RIKACO: わたしやっぱりスーザンがいい。私も結構おっちょこちょいなところがあって、あの役だったらうまくできそうだなっていう感じがします。
山田: 私はフーバーさんの役かな。
MC、RIKACO: (爆笑)
RIKACO: やりましょう!
MC: フーバーさんも注目のキャラクターですからね。
山田: 向こうの脚本家のエピソードとか見ててちょっとびっくりするのが、なんかアメリカのファミリーって、もっと男性はマイホームパパだったり、すごく家族単位で行動したりしてみんな幸せな感じがしてたんですけど、なんか嫁姑関係だったり、子育てのことだったり、夫が妻に対してすごく理解が足りないじゃないですか。なんだ、日本もアメリカも同じなんだと思って、それはすごく驚きましたし、ちょっと安心した(笑)。
RIKACO: 難しい問題ですよねー。リネットのおうちで、旦那さんがもっとお金を稼ぐために出張にいこうとするけど、それをリネットが阻止して近くのオフィスで仕事をさせるていうのがありましたけど、外に出てお金がいっぱい入ってくれば家庭が幸せになるっていうのは旦那の心理かもしれないけど、奥さんはそんなたくさんのお金よりそばにいて一緒にいろいろ、素朴な食事でも、素朴な週末でも、できるだけ一緒に楽しい時間をすごして子育てしたいっていうのが本心だったりして、そういうところがなんかズレがあるのかなって思ったりしますね。
MC: 男性にも見ていただきたいですよね。
山田: そうですね。でも一緒には見たくない(笑)。でもこっそりみてほしい。
MC: 最後に一言ずつメッセージをお願いします。
RIKACO: 「デスパレートな妻たち」を見ているうちに、毎日毎日これを見たい中毒になってきて、もう家帰ったら早く見なきゃ、早く見なきゃって、思うくらい引き込まれていくドラマなんですよ。だから、ぜひみなさんにも見てもらって、その後に、また一緒にみなさんとこういうお話しをする場と時間ができたらいいなって思うくらい、楽しくて、切なくて、推理もできて。こんなドラマはあんまりないと思います。本当にぜひご覧になってください!
山田: シーズン1では主に4人の女優さんのいろんなお話が出てくるんですけども、4人全部に自分と似たところがあるなってことがわかるんですよね。だから、よく主婦のお友達とかとお話しするときに、自分ばっかり損してるって、どっかでみなさん思ってらっしゃるんですね。私も思うときがあるし・・。でもそれって自分だけじゃなくて、みんなもたいへんだし、がんばってるし、みんな損もあればま、ちょっと得することもあるし・・、まさしくデスパレートで、崖っぷち人生を歩んでると思うんですね。だから、すごく楽しいドラマだし、サスペンス的部分も面白いんですけど、なんかこうほっとさせてくれるというか、「女に生まれてよかった」、「女の人生楽しもう」って思えるようなドラマだと思います。
MC: お二人も本当にお勧め。「デスパレートな妻たち」。ぜひ楽しんでいただきたいと思います。今日はお二人とも楽しいお話どうもありがとうございました。
RIKACO、山田: ありがとうございました!
(トークショー終わり)
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