



中学校の国語教師タヒョンは、ある日、地下鉄の中で一人の老人に席を譲り、荷物を運ぶのを手伝う。実はその老人は、大財閥ソンヒョングループの会長、キュチョルだった。1か月後、ソンヒョングループ三代目で、ソンヒョンエメラルドホテルの企画調整室長チェインは、祖父である会長キュチョルの遺言が変わったと、グループの顧問弁護士、ヒョンジュンから告げられる。なんとキュチョルは、タヒョンと結婚した者に遺産を譲るというのだ。チェインはタヒョンのことを調べるために、タヒョンの学校へと乗り込むが・・・ |
チェインとタヒョンの初対面は最悪なものとなる。会長のことは知らない、会ったこともないと答えるタヒョンに対し、チェインは自分の祖父をどうやって誘惑したのかと問い詰め、ついにタヒョンの怒りが爆発。チェインはやむをえずその場を引き上げる。が、チェインがこの話を断るなら、チェインのいとこテハが、次にタヒョンの花婿候補となるとキュチョルから言われ・・・。 |
チェインはタヒョンのもとを訪ね、自分の祖父が二人の結婚を望んでいると告げる。降って沸いたような遺産相続付きの結婚話に、タヒョンは半信半疑のまま、親友のヒョンジンに相談。「その男は詐欺師よ」と、ヒョンジンはタヒョンを心配する。ヒョンジンは中学生のときに義父からひどい暴力を受け、見かねたタヒョンが自分の家に連れて来て以来、一緒に暮らしていた。タヒョンは以前電車の中で出会った老人に御曹司のことを話す。 |
タヒョンは、チェインと10か月間、真剣に付き合うことを約束する代わりに、タヒョンのクラスのキョンウンという生徒が成人するまで、チェインが金銭的な援助をするということでひとまず交渉成立。二人は正式に「交際契約書」を取り交わすことに。一方キュチョルは、自分とチェインとの間に確執があることをほのめかす新聞記事を掲載させ、周囲を困惑させる。タヒョンは、電車で会った老人がチェインの祖父だとは夢にも思っていない・・・。 |
チェインとの初デートの日、タヒョンは同じ中学校の美術教師、ソヌに見合いをする店まで車で送ってもらった上、花束まで受け取っていた。さらに別の男との見合いも済ませていたと知ったチェインは、「他の男にヘラヘラするな」とタヒョンに怒鳴り散らす。恋人でも夫でもないチェインのとった態度が、理解できないタヒョン。チェインは、嫌がるタヒョンをクラシックコンサートに誘う。会場にはチェインの叔母夫婦も来ていた。 |
チェインがクラシックコンサートに女性を同伴していたという記事が、新聞やインターネット上に掲載される。自分のことをマスコミに公開するのは契約違反だと、チェインを責めるタヒョン。2度めのデートで、チェインはタヒョンを美術館へ誘う。またマスコミがいるのではないかと疑うタヒョンは、チェインとは別行動をとることに。偶然にも、そこにはソヌも来ていた。ソヌと話すタヒョンを見たチェインは、素早くタヒョンの肩に腕を回す―。 |
エレベーターの中で、「タヒョンは平凡でダサくて野暮ったいメギツネだ」と、ヒョンジュンに話すチェイン。それを偶然にも耳にしたタヒョンは、チェインを見返すために髪型を変え、セクシーな服装で待ち合わせ場所に現れる。突然の変貌に驚いたチェインは、周囲の男どもの好奇な視線を感じて自分の上着をタヒョンに渡すが、タヒョンはそれを拒み、その場を立ち去る。チェインは、エレベーターで自分が言った言葉を思い出す。 |
チェインはタヒョンに携帯電話を贈り、誰彼かまわず番号を教えるなと釘を刺す。夏休みが終わり、久しぶりにタヒョンは生徒たちと再会。職員室でタヒョンが席をはずしている時、チェインからもらった携帯電話の呼び出し音が鳴り、近くにいたソヌが応答した。電話はチェインからだった。ソヌが携帯に出たことが気に食わないチェインは、タヒョンに会ったとたん怒りを露わにする。その頃、ソヌは花束を抱えてタヒョンの家を訪ねていた。 |
チェインはホテルの客とのトラブルに巻き込まれ、タヒョンの家に行けなくなってしまう。タヒョンはすっぽかされたと思い、落ち込む。なかなか謝ることができないチェインは、事情を説明しようとタヒョンを呼び出し、二人はなんとか仲直りする。が、タヒョンの両親は二人の交際に賛成できない。そのうえ、ソヌがタヒョンに対して積極的な行動をとるようになる。タヒョンの家の前で話すタヒョンとソヌを見たチェインは、思わずタヒョンの腕を強くつかんでしまう。 |
日の出を見ようと、チェインはタヒョンを車に乗せて海岸に来ていた。朝日が昇るのを二人で待ちながら、チェインはタヒョンの本当の気持ちを確かめる。チェインが一方的にタヒョンのことを思っているだけなのかどうかを。はっきりと言葉にしないタヒョンだったが、朝日に照らされながら、二人の思いはひとつになって輝く。しかし、帰宅した二人をタヒョンの両親が待ち構えていた。外泊したことにより、二人はますますチェインとの交際に反対する。 |
二人の交際に猛反対するタヒョンの両親を説得するため、キュチョルはタヒョンの家を訪ねる。しかしそこで、自分がチェインの祖父であることがタヒョンにバレてしまう。チェインとキュチョルにだまされていたと思ったタヒョンは、チェインを信じることができないからと、別れを告げる。誤解を解くための必死の説明も空しく、タヒョンは聞く耳を持たない。しかし、チェインと自ら別れることを決めたタヒョンは、なぜか気持ちの整理ができないでいた。 |
アメリカ留学へ出発するソヌを空港で見送るタヒョンの前に、突然チェインが現れる。二人に別れを告げ、旅立つソヌ。タヒョンは帰ろうとするが、話があるからと言って、チェインが車に乗せる。チェインは、相変わらず自分を信じようとしないタヒョンを、キュチョルのもとへと連れていく。キュチョルは、だますつもりではなかったと正直に話し、これによってタヒョンとチェインはなんとか仲直りする。次の難題は、タヒョンの両親を説得することだが―。 |
チェインが映画館でタヒョンを待っていると、チェヨン(チェインの妹)の友だち、チュヒが現れ、チェインにまとわりつく。遅れてタヒョンが到着し、チェインがあわててチュヒの手を振りほどくと、持っていた飲み物がタヒョンにかかってしまう。チェインは聞いてもいないのに、チュヒは妹の友だちだからと言い訳がましく説明するので、タヒョンはチェインの態度が気になってしまう。映画をあきらめ、チェインはタヒョンのしたいことに付き合うことにする。 |
チュヒは、自分とチェインとのウソの婚約記事を新聞に掲載させる。デタラメな記事を信じないで自分のことを信じてほしいと、チェインはタヒョンに話す。タヒョンの両親は婚約記事の一件で、チェインとは別れるようにとタヒョンを説得するが、タヒョンはチェインを信じたいと話す。チェインは訂正記事を載せるようチュヒに要請するが、チュヒは取り合おうとしない。 |
チュヒに泣きながら抱きつかれているチェインの前に、タヒョンが現れる。チェインはチュヒから即座に離れてチュヒを追い返し、「俺のことが信じられなければ結婚しよう」とプロポーズする。が、タヒョンはチェインのことを完全に信じることができないでいた。別の日、チェインはタヒョンの前で突然立ち止まり、自分がタヒョンに対して本気であることを証明すると言って目をつぶり、公衆の面前で自分に対して何をしてもかまわないと言うが・・・。 |
タヒョンの家の前で、チェインとタヒョン、テハとヒョンジンの二組は偶然出くわし、タヒョンとヒョンジンはチェインとテハが従兄弟同士であることを知る。テハが自分に近づいたのはキュチョルの遺産目当てだったと悟ったヒョンジンは、テハを避けるようになる。一方、チェインはタヒョンに遺言状のコピーを渡すときに、タヒョンがテハを選んだとしても遺産を相続できるという記載部分を抜いていたことがバレ、タヒョンの怒りを買う。 |
チュヒはチェインを手に入れるためにタヒョンを誘拐し、テハに取引を持ちかける。キュチョルの遺産をテハが相続できるように手助けしたいので、タヒョンを渡すというのだ。忽然と姿を消したタヒョンの行方を探していたチェインは、テハからの連絡を受け、急いでホテルへ駆けつける。タヒョンは薬で眠らされ、ベッドの上に横たわっていた。チェインは、テハの手を借りてタヒョンを運び出し、自分のマンションヘ連れ帰る。 |
テハの父ヒョクチュは、こともあろうにソンヒョンデパートの経営権をハンジュ化学のハン会長へ安易に譲り渡してしまう。ハンジュ側では、急きょ臨時株主総会を召集し、代表理事の解任決議案を出す気配。テハは、チェインとともにハン会長のもとを訪れ、交渉を試みる。が、会長はいっこうに引き下がろうとしない。そこでテハとチェインは、ハン会長の娘チュヒの仕組んだタヒョン誘拐事件を公にしないことで、一件を解決させる。 |
周囲が呆気にとられているすきに、まんまとタヒョンとの婚約式を挙げたチェイン。年内に結婚するには、今月中に式を挙げなければとタヒョンに提案する。チェインのあまりの強引さに、タヒョンがそれは無理だと言っても、チェインはまったく聞く耳を持たない。なんとしても今月中に自分のホテルで挙式しようと、チェインは空いている日程をあたるが、予約が詰まっていてどうにもならない。すると、次の週であれば空きがあると知らせが入る。 |
結婚式を間近に控えたチェインとタヒョンは、それぞれ自分たちの母親に感謝の気持ちを込めて指輪を贈る。キュチョルは、タヒョンがこれまで人々に尽くしてきたこととチェインをまともに教育し直してくれたことに感謝し、タヒョンに遺言通り自分の財産を譲ると告げる。チェインたちは、新婚旅行にどこへ行くか決めていないことに気づく。話し合った結果、以前二人で朝日をながめた、思い出の場所にすることにする。 |
新婚旅行先でも、相変わらず仕事に夢中になっているチェイン。あきれたタヒョンは、怒って先に寝てしまう。タヒョンをなだめるため、日の出を見ようとチェインは思い出の海岸へタヒョンを連れ出す。美しい朝日を見つめながらも、ついつい仕事のことを考えてしまうチェイン。タヒョンの機嫌が直るはずもない。ひとりで寂しそうにしているタヒョンに、チェインは今までのことを謝り、これからはタヒョンを大切にすると誓う。 |
チェイン、タヒョン両家の集まる中、突如テハはヒョンジンと結婚したいと言い出し、一同は騒然となる。双方の母親たちが真っ向から猛反対して口論となり、ヒョンジンは自分の気持ちを尋ねられ、テハとは結婚する気はないと公言する。しかし、ヒョンジンは勤めている病院で倒れ、診断の結果、テハの子供を妊娠していることが判る。そのことを知ったテハはヒョンジンとの結婚に一筋の望みを抱き、ヒョンジンや周囲を何とか説得しにかかる。 |
やっとのことでヒョンジンの両親から結婚を許されたテハは、ヒョンジンの本当の母親と、現在一緒に暮らしているその夫を訪ね、自分たちが結婚することを報告する。チェインはテハのために自分の勤めているホテルの結婚式場に予約を入れるが、目下のところ来週しか空きの無い状況だ。一方タヒョンは、相変わらず家にいる時間が少ないチェインに不満を抱く。家族全員が揃った時、タヒョンは、朝食は皆で食べることと家事を分担して欲しいと皆に申しでる。 |
テハとヒョンジンは無事、結婚式を終え、新婚旅行に出かける。結婚に猛反対だったテハの母親スヨンは、今ではやたらヒョンジンのことを気遣う。一方、仕事で出張に出かけることになったチェインは、タヒョンのことが気がかりでしょうがない。早々に子供の名前を決めてほしいとキュチョルに頼んだり、家事が大変だからとお手伝いさんを雇いたいと言い出したり、出張先から何度もタヒョンに電話をかけてきたり、周囲は呆れるばかりで・・・。 |
ヒョンジュンとチェインの妹チェヨンの二人は、チェヨンの苦労が実って、ようやく交際をスタートさせた。 ところが、ヒョンジュンの父トンソクは、息子たちの交際に頑なに反対する。ヒョンジュンがこれまで自力で努力してきたにもかかわらず、キュチョルの義理の孫となってしまえば、キュチョルの力で出世したと世間から思われてしまうからだ。チェインも妹のチェヨンが遊び人のヒョンジュンと付き合うことには反対だ。ヒョンジュンは父からの反対に反論できず、チェヨンから去ることを決意する。 |
ヒョンジュンの父トンソクは、ヒョンジュンとチェヨンの気持ちとまわりのサポートに押され、2人の結婚を許諾する。一方、タヒョンの兄ソヒョンは医者として内戦中のソマリアへ行く決心をする。そして、キュチョルの自伝「1%の奇跡」もようやく完成し、出版記念のパーティーが開かれることになる。 |