



屋台で働く母親に育てられた心優しい少年ハン・テウン。一見平凡ながら秀でた数学の才能に恵まれた彼は、入学した韓国科学高校で、IQ180の天才少年キム・ジョンギュに一方的にライバル視されることに。そんなテウンは、ある日、図書館である一冊の本を売ってほしいと大声で騒いでいる、お金持ちで生意気そうな少女と出会う。 |
時は2006年、ハン・テウンは本名を捨て、ハン・ドックと名乗りボクシングジムに通っている。友人のチュンシクの見舞いに訪れたドックは、病院でボラという女性が自殺をほのめかして取り乱している場面に出くわす。自殺したいなら頚動脈を切れ、というドッグの言葉にボラは冷静さを取り戻す。 |
ボラは兄の墓前で身を投げようとしていたところをドックに助けられる。翌朝、久しぶりに父と向き合ったボラは、死のうとしたことを心から詫び、そしてお礼の品を持ってドックのいるボクシングジムへ向かう。初めて見るボラの存在に、ドックに恋心をよせるジム館長の娘スンリは動揺を隠せない。闘争心に火のついた彼女はボラに宣戦布告。 |
8年もの間探し続けた母と再会したドックは、借金に苦しみ、すさんだ現状を知る。母を助けるために、会長に3千万ウォンを借りたドックは、お金と引き換えにボラの運転手として働きはじめる。そんなドックに対し、見下した態度で接するボラだったが、一緒に過ごす時間が多くなるにつれ、嫌味な自分の態度を悔い改め、学校にも真面目に通うようになるのだった。 |
ボラはドックと一緒に訪れた図書館で、彼が初恋の人そのひとであることに密かに気づく。動揺を隠せず、ぎくしゃくした態度をとってしまうボラ。そんな折、ドックの目の前で彼女は突然倒れこむ。運び込んだ病院で、ドックは彼女の病名を初めて知ることに。意識を取り戻したボラは、勝手に点滴を抜き、検査を拒否して帰ろうとする。 |
ボラは自分のことを理解し、守ろうと努力してくれるゴヌと付き合い始める。会長にも気に入られ順調に見える二人。一方のドックの元には、母親が訪ねてくる。これからは自分のやりたいことをやれという言葉に勇気付けられるドック。会長からの、大学へ行く気があるなら助けようという申し出は断ったものの、ボラの大学の一風変わった教授に、日曜日だけ数学の手ほどきを受けるチャンスを得る。 |
試験前ということもあり、ボラは真面目に学校に通っている。素直で優しい一面を見せるようになった娘に会長は驚くばかり。一方のドックもひょんなことから数学の才能を教授に認められることに。ある日の図書館、居眠りをするボラを見つめながら、ドックは思わず彼女の頬に触れてしまう。 |
偶然再会した母親に暴言を吐き、自らの心も傷つけてしまったボラ。落ち込む彼女は、ドックに海辺の兄の墓へ連れて行ってくれるように頼む。夜行バスに揺られる二人。ドックはボラが寝ている間にゴヌからとわかっていながら携帯電話の電源を切ってしまう。自分ではなくドックを頼ったことで傷ついたゴヌと、本当の自分の気持ちが分からなくなってきたボラの関係はすれ違いはじめる。 |
ボラがジョンギュの妹であることを知ってしまったドックは、その夜、ボラを一度だけ抱きしめてから何も言わずに立ち去る。そんな態度を不可解に思った彼女が、翌日ジムを訪れてみると、ドックは高熱を出して倒れていた。無我夢中で看病するボラ。目を覚ましたドックから、友達を自分のせいで亡くしたという、つらい過去を聞く。 |
ボラから好きだと告白されたドックだったが、彼女を苦しめてしまうことを怖れ、その気持ちを受け入れることができない。もうジムには来るなと冷たい態度で追い返してしまう。そんな自分の気持ちに整理をつけるため、ドックはひとり旅に出る。 |
ドックに振られたボラは、傷心のあまり体調を崩していた。家政婦の娘、ドンナムはそのことをドックに知らせるが、顔すら見せようとしない。平静を装い、課題の論文に取り組むドック。その質の高い論文は教授を驚かせ、後日行われる学内のセミナーで発表することを勧められる。 |
兄にハン・テウンという親友がいたことを知り、彼に興味を抱くボラ。ゴヌはボラのため、テウンについて調べていくうちに、ついにドックがテウンであることを突き止めてしまう。ドックはその事実を認めつつも、硬く口止めするのだった。一方のボラもテウンの消息を知るため、兄の同級生だったジヘを訪れる。 |
互いに愛し合いながらも、それは同時にボラを苦しめることだと悟ったドックは、もう会わないことを誓う。その後、ドックの正体、さらに娘との愛を知ることとなった会長は怒りをあらわにし、ドックを呼び出す。ドックはボラへの愛情を伝えようとするも、会長からはどこか遠くへ去れと責めたてられる。 |
ポケベルに残された、テウンの愛の告白を聞いたボラは、韓国に残ることにする。しかし、二人の交際を認めようとしない会長は、ボラを家から追い出してしまう。テウンは会長の元を訪れ、交際を認めてもらえるまで何度でも通うことを告げる。スンリの家に身を寄せ、バイトも始めたボラは、慣れない仕事ながら、自分の力で生きることに喜びを感じ始める。 |
ある朝、急いでバスに乗ろうとしたボラは、急激な胸の痛みにうずくまってしまう。自分の体に異変を感じ、不安を募らせた彼女は急遽ゴヌの元へ。一刻も早い治療が必要だと告げられる。一方、そんな状況を知らされないテウンは、ボラにむかってこれからの幸せを口にする。 |
ボラは抗がん剤の副作用に必死に耐えながら、自分のせいでテウンの人生を台無しにするのではないかと葛藤している。しかし、何よりもボラが大切なテウンは、ずっとそばに付き添うことを決意していた。一時容態が急変し、昏睡状態に陥ってしまうボラ。テウンは落ち込む会長を励まし、ボアの回復を信じて待つのだった。 |