‐『ロビン・フッド』のエグゼクティブ・プロデューサーとしてのお仕事を教えてください。
フォズ・アランと私のエグゼクティブ・プロデューサーとしての仕事は、番組製作のすべてを管理することかな。作品の方向性を定め、優秀な脚本家、プロデューサー、監督を雇う。そして制作や編集だけでなく、マーケティングにも関わる。才能あふれる各分野のプロたちを取りまとめなくてはならないし、いい作品を完成させるための重要な役割を私たちは担ってるんだ。すばらしい職業だよ。
‐今までにも数々の『ロビン・フッド』が世に送り出されてきましたが、本作の魅力を教えてください。
今回の『ロビン・フッド』は、より現代的で知的、そしてユーモアにあふれた作品に仕上がりつつある。物事を暴力で解決することを好まないという点では、ロビンの性格には現代的要素が備わっていると言えるな。でもやはりロビンはロビン。弓矢の名手であり、貧しい人々の味方というロビンらしさは、本作でも変わらないよ。
‐配役には関わりましたか?
ああ。今回の配役担当責任者は、かの有名なミッシェル・ギーシュだった。彼女が多くの優秀な俳優たちを紹介してくれてね。誰を選ぶべきか決めるのが大変だった。ぜいたくな悩みだけどね。散々迷ったけど、最終的なキャスティングにはとても満足しているよ。
‐今までに手がけた作品にはどんなものがありますか?
『マクベス巡査』や『Doc Martin』がある。
‐今シリーズの中で、1話だけ脚本を手がけていますが、これほどまでに有名な物語の脚本を書くことは大変ではありませんか?
簡単に書ける脚本なんてないよ。だけど、『ロビン・フッド』の執筆には、それほど苦労しなかった。原作自体がとても面白いストーリーだからね。
‐テレビドラマの脚本家になったきっかけは?
ディドレ・キアがプロデューサーをしていた作品の脚本編集を担当したのが始まりだ。彼女に才能を見いだされたのかな。
‐脚本の執筆には、どうやって取り掛かりますか?
プロデューサーのリチャード・バレルがノイローゼになる一歩手前まで、何もせずに待ってから書き始めるんだ。
‐どこで執筆をしますか? 部屋に鍵をかけ、何時間も閉じこもるタイプですか?
私はミーティングの合間にプロダクションオフィスで執筆をするけど、このやり方は他の人には勧められないな。どうしてもはかどらない時は、ブダペストにあるアパートの一室で書くようにしている。
‐『ロビン・フッド』の撮影で一番大変だったことは何ですか?
作業量の多さかな。1シリーズ13話もあるから、とにかく仕事量が多くて大変だった。中でもスタントの撮影には苦しめられた。アクションシーンの撮影に時間を取られすぎて、その他のシーンを猛スピードで撮影しなくてはいけなかった。アクションシーンは必要不可欠だし、撮影に時間がかかるのは仕方のないことだけどね。
‐なぜブダペストをロケ地に選んだのですか?
ブダペストにはすばらしい森があり、独特の雰囲気が漂っている。以前、ドラマ『The Prince and the Pauper』の撮影をブダペストで行なった時に、その土地のすばらしさを実感したんだ。それに、地元の撮影スタッフも優秀だ。特にスタントマンは、格闘術と乗馬の両方に長けているから、『ロビン・フッド』の撮影には打ってつけのロケ地だと思ったよ。
‐ひとつの作品に多くの脚本家が関わっていますが、作品に統一性を持たせるために気をつけていることは何ですか?
優秀な脚本家を雇うことだよ。私も最初は作品に一貫性を持たせるのに苦労した。なんせ、物語の構想はすべて、フォズと私の頭の中の、想像上のものでしかないのだから。だけど、実際の撮影段階に入ると、撮影後すぐにプリントされるフィルムをチェックすることができるから、もう少し簡単に統一を図れるようにはなる。撮影までは想像上でしか存在していなかったキャラクターを、実際に俳優が演じてくれるのだからね。撮影後のフィルムチェックで、どう修正を加えればいいのか、実際の目で、より明確に把握することができるんだ。
‐シリーズ2の制作については?
ちょっと待ってくれよ。まだシリーズ1も撮り終えてないんだ。シリーズ2の制作について話し合いを行なうのは、11月になってからだ。
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