1974年の初演より、幾たびも上演を重ねてきた宝塚歌劇の財産とも言うべき作品を再演。出演者:龍真咲、愛希れいか、明日海りお、蘭寿とむ ほか(2013年・月組・宝塚大劇場)
2013年 日本
池田理代子原作「ベルサイユのばら」より©宝塚歌劇団 ©宝塚クリエイティブアーツ
女児として誕生したが、跡継ぎたる男児誕生を待ち望んでいた父の意向により男子として育てられたオスカル(龍)は、父の期待どおり凛々しく成長した。近衛隊長を務めるオスカルだが、重税と貧困に喘ぐ平民を守るため衛兵隊への転属を願いでる。オスカルの乳母の孫で幼き頃より共に育ち、常に影のようにオスカルに寄り添い支えてきたアンドレ(蘭寿)は、いつしかオスカルへの身分違いの恋に苦しむようになっていた。オスカルの衛兵隊転属が決まり、アンドレは万一の時には命を懸けてオスカルを守ると覚悟を新たにする…。