過去に母親を脳腫瘍で亡くした不安から検査を受けていたナム・ヒョンジュ。異常がないことが分かったその日、建築士の夫キム・ドヨンにも大きな仕事が舞い込み、2人は幸せをかみしめる。しかし、後日ヒョンジュの元へ2本の電話が入り…。
医師から再検査を受けるよう言われ病院へ行くが、治療には積極的になれないヒョンジュ。脳裏には同じ病と闘っていた母親の姿がよみがえっていた。一方、ドヨンは仕事の依頼に元恋人のダヘが絡んでいると知り、仕事を断ろうと思い悩む。
ドヨンに避ける理由を問われたヒョンジュは「好きな人ができた」とウソをつく。腫瘍の肥大速度が速くなっていることに気づいた医師ソクチュンは薬物療法を勧めるもヒョンジュは拒否する。そんな中、ドヨンはダヘに心を揺さぶられていた。
ヒョンジュから別れを告げられたドヨンはお酒をあおってダヘの家で一夜を過ごす。服が見つからず、仕方なくダヘの見立てたスーツを着て出社する。ヒョンジュと食事の約束をするが、時間に遅れてやってきたヒョンジュにダヘとの電話を聞かれてしまい…。
ドヨンの目の前で倒れたヒョンジュは病院へ運ばれるが、検査を拒んで病院を出ていく。矛盾するヒョンジュの話に納得できないドヨンだったが、家に入るなと言われたとおり車中で夜を明かす。翌日、2人は離婚に向けて裁判所へ行くのだが…。
ドヨンとの待ち合わせの前に病院へ向かったヒョンジュは鎮痛剤を打ってほしいと頼み込む。ソクチュンは翌日から入院することを条件にそれを受け入れる。何も知らないドヨンは待ち合わせの店でなおもヒョンジュを問い詰める。
娘を救いたいヒョンジュは手術を受ける覚悟をして入院する。しかし、ソクチュンから誘われた昼食の席で手術はしないと告げられてしまう。一方、JQ社屋の設計に再起を懸けるドヨンはダヘの期待に応えようとある決心を固めていた。
ドヨンはヒョンジュがソクチュンに抱きしめられているところを目撃して動揺する。一方、当事者のソクチュンは抱きしめたことをヒョンジュに謝罪し、腫瘍は進行が止まっており、遺伝の心配もないと告げる。治療を通じ、2人は互いへの思いを募らせていた。
互いの気持ちを確かめ合うヒョンジュとソクチュン。自宅に戻ったヒョンジュは父ジンテとの会話中に倒れてしまう。見かねたジンテはドヨンにすべてを話すことに。一方、ソクチュンに連れられ、海に来たヒョンジュはドヨンとのある約束について語る。
ヒョンジュは院長から現在の病状を知らされショックを受ける。ジンテからヒョンジュの状況を聞いたドヨンはセッピョルを口実に時々、自宅に戻るようになる。それが気に入らず嫉妬に駆られたダヘはヒョンジュを呼び出して…。
治療の過程であることに気づいたソクチュンはジンテを訪ね、セッピョルの検査をさせてほしいと頼む。ジンテはヒョンジュに秘密にして検査を受けさせるが、すぐにバレてしまう。自分の死期を悟ったヒョンジュはドヨンの荷物を整理し始めていた。
ソクチュンはヒョンジュと昼食の約束をするも、病状が進行している現実を受け入れきれず約束を破ってしまう。ヒョンジュの余命がわずかであることを告げるためにドヨンに会いに行ったソクチュンはそこで思いがけない物を手渡され…。
JQとの正式契約が決まり、ダヘは「これきりにして」とドヨンをヒョンジュの元へ向かわせる。契約金が入ったらと約束していたとおり指輪を購入してヒョンジュを訪ねるドヨン。一方、ソクチュンはヒョンジュとバリへ行く準備を着々と進めていた。
バス停で倒れたヒョンジュは病院に運ばれる。奇跡的にも意識を回復するが、一時的に娘を認識できなくなる。その後も体調を崩す一方のヒョンジュにソクチュンは懸命に声をかけ続ける。ドヨンもまた奇跡を信じるのだが…。