白華の姫~失われた記憶と3つの愛~#25
白華の姫~失われた記憶と3つの愛~#25
国のため無郁のためを思った昭ウンは宸国に嫁ぐ決意を固め、「鎮北王のほうが頼りになる」と心を偽って無郁に別れを告げる。無憂と親しい昭ウンを嫁がせることにより、無憂と宸国が繋がることを恐れる皇太子は、昭ウンの暗殺を企んだ。暗殺が成功すれば、昭ウンの警護を任されている無憂を罪に問うこともできる。輿入れの前日、昭ウンを送るため容楽は雅璃(あり)とともに駅館(えきかん)を訪れるが、部屋に1人になった昭ウンを狙ったのは容楽と同じ顔をした賊だった。